第55回 金盃(SII)オープン重賞

金盃(2011年)

 

【解説】

我らがオウジ君は、黒潮盃(2010年)を勝利した後、メトロポリタンオクトーバーカップ(2着)、勝島王冠(10着)を経て、金盃に臨んだ。舞台は、大井2,000m。鞍上は主戦の町田騎手。

ライバル達も、帝王賞やかしわ記念を勝ったボンネビルレコード、前年の勝島王冠を勝利したスーパーパワー、羽田盃優勝のシーズザゴールド、古豪マズルブラストなど、豪華メンバーが勢揃いして相手にとって不足なし。

オウジ君は、当日4番人気。好スタートを切り、先手を狙うも、内からマズルブラストが応戦。オウジ君は2番手に控えるも、速い流れで1~2コーナーを過ぎる。オウジ君の後ろには、スーパーパワー、フリートアドミラルらが控える。

向う正面で一旦ペースが落ち着きかけたところで、3コーナー前から、外から吉原騎手のタートルベイが捲りをかけ、一気にレースが動く。しかし、町田騎手とオウジ君は動じない。手応え良く直線を迎える。

さぁ行け、オウジ!オウジ君が堂々と先頭に立つ!

オウジ君が先頭に立ったその刹那、「あぁ!外から何か追い込んでくる!」

スーパーパワーだ。

頑張れオウジ君!しかし、スーパーパワーが先頭に変わる。さらにその外からシーズザゴールドが追い込む。オウジ君は3着争い。

優勝はスーパーパワー、2着はシーズザゴールド、オウジ君は3着フリートアドミラルとクビ差の4着。良く頑張った、オウジ君!

 

ここで、レースラップを振り返ると、前半の1,000mが1.00.1、後半が1.03.0。前後半の差が3秒と完全に前崩れの展開の中を、オウジ君は1着からコンマ4秒差(約2馬身)。

レースラップは、オウジ君が一番強いレースをしたことを物語っています。敗れはしたものの、その実力を如何なく示したオウジ君でした。

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